この記事では、ポルシェの中古車購入はやめたほうがいいと言われる理由について、詳しく解説しています。
ブランドイメージだけで選ぶのは後悔に繋がる可能性があり、格安ポルシェは維持費が高額になるリスクがあるなど、中古車購入のデメリットを明らかにします。
しかし、ポルシェの中古車は堅牢で故障が少ないと評価されており、純正パーツの供給が充実しているなど、メリットも多いのです。
- ポルシェの中古車をやめたほうがいいと言われる理由
- ポルシェの中古車のデメリットや注意点
- ポルシェの中古車のメリット
- ポルシェの中古車を選ぶ際のチェックポイント
- ポルシェの認定中古車とは
- 中古車で人気なおすすめポルシェ
目次
ポルシェの中古車はやめたほうがいい?5つのデメリット
- ブランドイメージだけで選ぶのは後悔に繋がる
- メーカーの正規のオプションでない改造車は危険
- 格安ポルシェは維持費高額のリスク
- 走行距離が多い中古車は摩耗や劣化の恐れ
- 事故車や水没車が混ざってる可能性
1.ブランドイメージだけで選んで後悔することも
出典:ポルシェ
しかし、ブランドイメージだけで決定するのはリスキーです。
なぜなら、「写真で見てかっこよかったから」といった表面的な理由だけで購入すると、乗り心地や燃費性能などの実際の使用感に不満を感じる可能性があるからです。
ポルシェはスポーツカーとしての性能が求められるブランドであるため、その乗り心地や燃費性能は、購入者の満足度に大きく影響します。
具体的には、乗り心地については、ポルシェはスポーツカーとしての性能を追求しているため、一部のモデルでは硬めのサスペンション設定や低プロファイルタイヤが採用されていることがあります。
これらは、高速道路などでの安定性やコーナリング性能を高める一方で、市街地での乗り心地を犠牲にすることがあります。
そのため、乗り心地を重視する場合は、これらの要素を確認し、試乗などで実際の乗り心地を体感することが重要です。
一方、燃費性能については、ポルシェのエンジンは高性能を追求して設計されているため、一部のモデルでは燃費が悪いと感じるかもしれません。
しかし、これはスポーツカーとしての性能を維持するための必要な取り組みであり、燃費を重視する場合は、エンジンの種類や排気量、運転習慣などを考慮に入れる必要があります。
2.メーカーの正規のオプションでない改造車は危険
これは、ポルシェ自体が高性能で精密な設計に基づいて製造されているため、無計画な改造が施されると、そのバランスを崩す可能性があるからです。
ただし、メーカーのオプションなどで実施される改造は問題ないとされています。
これは、メーカーが提供するオプションは、車の性能や安全性を考慮して設計されているため、そのバランスを崩すことは少ないからです。
また、改造車の購入を検討する際には、改造の内容を中古車販売店に確認することが重要です。
これは、改造の内容によっては、車の性能や安全性に影響を及ぼす可能性があるためです。
特に、説明が少ない場合や、改造の内容が明確でない場合は、他の店舗に相談することが推奨されています。
3.格安ポルシェは維持費高額のリスク
出典:ポルシェ
そのような中古車は、将来的に整備費用や修理費用などがかかり、結果的に維持費が高額になる場合もあるでしょう。
トータルコストを考慮し、整備や修理の必要性を事前にしっかりと確認してから購入してください。
格安のポルシェには、本来するべき整備がされていない、あるいはどこを直していいかわからないショップから出ている可能性があります。
そのため、安いと思ったらその理由をお店の方に聞き、今後どんなことが近い将来、整備で必要になりそうかしっかり聞いておくことが必要です。
また、400万円から700万円ほどの予算レンジなら納得のいくポルシェが手に入るとされています。
しかし、それ以下の価格帯でもしっかりと普段から乗れるポルシェも珍しくはありません。ただし、安価な中古車でも、説明が少ない場合は他の店舗に相談した方が賢明といえます。
4.走行距離が多い中古車は摩耗や劣化の恐れ
出典:ポルシェ
特に、エンジンやトランスミッションなどの重要な部分が摩耗していると、大きな修理が必要になることもあります。
また、走行距離が多い車は、その分、事故を起こしている可能性も高くなります。
これらの理由から、走行距離が多い中古のポルシェを購入する際には、車の状態を詳しくチェックし、必要なら専門家の意見を求めることが重要です。
5.安い値段には理由がある!事故車や水没車の可能性も
出典:オートスポーツポルシェ
これらの車は初めて見たときには問題がないように見えますが、購入後に不具合や故障が発生する可能性が高いです。
特に事故車の場合、車がまっすぐ進まなかったり、異音や振動が発生したりと、常に不安を感じることがあります。
また、ポルシェはそのブランド価値から中古車でも価格が下がりにくい特性があります。
そのため、中古車市場で見つけたポルシェが格安である場合、その理由を深堀りすることが重要です。
なぜなら、前述でも述べたとおり、その安さには整備が不十分であったり、信頼性の低い販売店から出ている可能性があるからです。
これらの車を購入すると、将来的には高額な修理費用が発生し、結果的に維持費が高くなる可能性があります。
したがって、ポルシェの中古車を購入する際には、事故車や水没車の可能性を十分に考慮し、車の状態や販売店の信頼性をしっかりと確認することが重要です。
また、価格が安いからといってすぐに購入するのではなく、その後の維持費も考慮に入れ、総合的なコストを把握した上で購入を検討することがおすすめです。
ポルシェの中古車のメリットとは
出典:ポルシェ
ポルシェは堅牢で故障の少ない車を提供すると評判のメーカーで、特に911の累計生産台数は100万台を超え、そのうちの7割は現在も走行可能な状態で残っていると言われています。(参照:ポルシェ)。
これはポルシェの丈夫さを証明した驚きの数字ではないでしょうか。
また、純正パーツの供給も充実しており、部品交換や修理を行いやすいのも魅力です。
さらに、ポルシェは一生モノのパートナーになれる点が大きな魅力です。
これからの人生をさらに成功させることにつながるのであれば、一時的な購入費用も良い先行投資なのかもしれません。
また、ポルシェは耐久性が高く、中古車でも長く乗ることができます。
ポルシェの最大の魅力は、自分の年齢と一緒に重ねていくポルシェと過ごす時間によって熟成されていくという点が考えられます。
メンテナンス計画を立ててポルシェを楽しむというのは勿論、自分の愛車としてますます熟成されるこれからがあると考えただけでワクワクしてきます。
また、ポルシェは、高級感溢れる車というイメージもあるポルシェ、ユーザー満足度も高く新車で購入したい気持ちがあるもののお財布事情からその点が叶わないことがあります。
ポルシェの素晴らしい点は、過去に作られ販売されたのにも関わらず7割以上は現役で活躍しているところです。
何十年も前の車であっても走り続けています。壊れにくい高級車であることが伺えます。
ポルシェの中古車を選ぶ際のチェックポイント
- 外観の確認
- エンジンの状態
- 車内の清潔さと機能性
- 走行距離の確認
外観の確認
塗装が剥がれていたり、色褪せていたりすると、車が適切な保管条件下になかった可能性があります。
ボディの傷は、車が過去に事故に遭ったかどうかを示す可能性があります。
大きな傷や凹みは、フレームに損傷がある可能性を示しているため、特に注意が必要です。
錆は、車が湿度の高い環境下にあったか、または適切なメンテナンスが行われていなかった可能性を示します。
錆が見つかった場合、車の寿命を縮める可能性があるため、修理の必要性を確認することが重要です。
これらの要素を確認することで、車の状態を評価し、適切な価格を決定することができます。
また、これらの情報は、将来的なメンテナンスの必要性や、車の耐久性についての洞察を提供します。
したがって、外観の確認は、ポルシェの中古車を選ぶ際の重要なステップであり、これを怠ることなく行うことが推奨されます。
エンジンの状態
異常な音がする場合や、エンジンがスムーズに始動しない場合は、エンジン内部の問題を示す可能性があります。
また、エンジン周辺のオイル漏れも確認します。
エンジン下部やオイルパン周辺にオイルが滲んでいる場合、オイル漏れが発生している可能性があります。
オイル漏れはエンジンの潤滑不足を引き起こし、エンジンの寿命を縮める原因となります。
さらに、エンジンの振動を感じるかどうかも重要なチェックポイントです。
エンジンを始動させた時に異常な振動がある場合、エンジンマウントの問題やエンジン内部の問題を示す可能性があります。
これらのチェックを行うことで、エンジンの状態を評価し、車全体の性能を予測することができます。
エンジンの状態が良好であれば、そのポルシェの中古車は長期間にわたり高いパフォーマンスを発揮する可能性があります。
車内の清潔さと機能性
まず、車内の清潔さを確認します。
シートやカーペットに汚れや破れがないかを見ます。これらは車が適切にメンテナンスされていたか、または過酷な使用状況下にあったかを示す可能性があります。
次に、車内の機能性をチェックします。
エアコンやオーディオシステムなどの電子機器が正常に動作するかを確認します。
これらの機能が正常に動作しない場合、電子システムに問題がある可能性があります。
また、車内の匂いも重要なチェックポイントです。異常な匂いがする場合、それは潜在的な問題を示す可能性があります。
例えば、カビの匂いは水漏れや湿度の問題を示す可能性があります。
これらの要素を確認することで、車の総合的な状態を評価し、適切な価格を決定することができます。
また、これらの情報は、将来的なメンテナンスの必要性や、車の快適性についての洞察を提供します。
したがって、車内の清潔さと機能性の確認は、ポルシェの中古車を選ぶ際の重要なステップであり、これを怠ることなく行うことが推奨されます。
走行距離の確認
走行距離が長いと、エンジンやサスペンションなどの部品の摩耗が進んでいる可能性があります。
これは、車のパフォーマンスに影響を及ぼし、メンテナンスの必要性を高めます。
一方、走行距離が短い車は新品に近い状態と言えます。
しかし、走行距離が極端に短い車は、長期間使用されていない可能性があり、これもまた問題を引き起こす可能性があります。
例えば、エンジンオイルが固まってしまう、バッテリーが劣化するなどの問題が考えられます。
したがって、走行距離を確認する際には、それが車の状態を示す一つの指標であることを理解し、それを踏まえた上で適切な判断を行うことが重要です。
また、走行距離だけでなく、車のメンテナンス履歴や車検証なども確認し、全体的な車の状態を把握することが推奨されます。
後悔しないための選択肢として、安心の認定中古車
出典:ポルシェ認定中古車
ポルシェの認定中古車の場合、その検査は非常に厳格で、111項目に及ぶチェックリストを用いて車両全体の状態を詳細に調査します。
これにはエンジン、ブレーキ、電子システム、タイヤ、内装、外装など、車両のあらゆる部分が含まれます。
この徹底的な検査により、ポルシェの認定中古車は単なる中古車以上の信頼性と品質を保証します。
さらに、ポルシェの認定中古車には、最低12ヶ月間のポルシェアプルーブド保証が付帯されます。
これは、車両の全ての部品をカバーする保証で、新車の保証と同等のレベルの安心感を提供します。
また、万が一のトラブル時には、ポルシェアシスタンスが提供され、応急措置や車両の搬送など、充実したサポートを受けることができます。
これらの特徴により、ポルシェの認定中古車は新車に近い品質と安心感を提供し、中古車購入のリスクを大幅に軽減します。
そのため、中古車を購入する際には、認定中古車を選択することを検討する価値があります。
中古車で人気なおすすめポルシェ
- ポルシェ 911
- ポルシェ718
- ポルシェタイカン(Taycan)
- ポルシェ パナメーラ(Panamera)
- ポルシェマカン(Macan)
- ポルシェカイエン(Cayenne)
ポルシェ911:898万円〜5480万円
出典:2021 ポルシェ 911 Targa 4S Heritage Edition (992)
1974年には、ポルシェ911が初めてターボチャージャーを搭載し、それが現在でも最高級モデルの911ターボとして続いています。
ポルシェ911は通常、後輪駆動の車ですが、1989年から1993年にかけての964モデルで4輪駆動のバージョンも登場し、その後のモデルにも引き継がれています。
2004年から2011年の977モデル、そしてその後の991モデル、992モデルは、ポルシェが現代の高級スポーツカーを目指し続けてきたことを象徴しています。
2023年7月調査では、ポルシェ911の認定中古車は、898万円〜5480万円で販売されています。
一般の中古車は最安548万円から販売されています。
ポルシェ718:510万円〜1899万円
この車の名前、”718″は、ポルシェのレースの歴史から来ています。
1950年代後半から1960年代にかけて、ポルシェはこの718という名前の車で、有名なル・マン24時間レースやフォーミュラ1といった大きなレースに出場していました。
今では、ポルシェ718はレースのファンだけでなく、一般のドライバーからも愛され、人気のある車です。
2023年7月調査では、ポルシェ718の認定中古車は、510万円〜1899万円で販売されています。一般の中古車は最安428万円から販売されています。
ポルシェタイカン(Taycan):980万円〜2160万円
出典:ポルシェTaycan
タイカンを運転すると、ポルシェ特有のドライビング体験を、排ガスを出すことなく味わうことができます。
そして、この車は発売からまだそれほど時間が経っていないにも関わらず、すでに中古車として購入することも可能です。
これは、電動車への移行が進んでいる現代において、新たな選択肢となっています。
2023年7月調査では、ポルシェタイカン(Taycan)の認定中古車は、980万円〜2160万円で販売されています。
ポルシェパナメーラ(Panamera):398万円〜2190万円
2013年からはさらに選択肢が増え、エコなハイブリッドモデルも取り揃えられるようになりました。
そして2017年には、Panamera Sport Turismoというステーションワゴン版が発表され、その高い性能とデザインは「ゴールデン ステアリングホイール」賞を受賞するなど、多大な評価を受けました。
2023年7月調査では、ポルシェパナメーラの認定中古車は、398万円〜2190万円で販売されています。
ポルシェマカン(Macan):448万円〜1480万円
さらに、2ゾーンのエアコンと標準装備された4輪駆動システムにより、一級のドライビング体験を提供します。
もしもっとパワフルなエンジンとスポーツチューンされた足回りを持つバージョンがお求めなら、Macan GTSがおすすめです。
2023年7月調査では、ポルシェマカンの認定中古車は、448万円〜1480万円で販売されています。
ポルシェカイエン(Cayenne):398万円〜3200万円
出典:2023 ポルシェ Cayenne GTS Coupe
SUVとしての特性を活かし、5人まで乗車できる広々とした室内空間と高い快適性を提供しています。
また、ポルシェのスポーツカーと同じく、豪華な内装と四輪駆動による魅力的なドライビング体験を提供しています。
これらの特性は新車も中古車も同じです。Porsche Cayenneは、経済的な燃費を実現したハイブリッドバージョンでもその魅力を体感することができます。
2023年7月調査では、ポルシェカイエンの認定中古車は、398万円〜3200万円で販売されています。
【まとめ】ポルシェの中古車はやめたほうがいい理由
出典:ポルシェ
- ブランドイメージだけでポルシェの中古車を選ぶのは後悔に繋がる可能性がある
- メーカーの正規のオプションでない改造車は危険である
- 格安ポルシェは維持費が高額になるリスクがある
- 走行距離が多い中古車は摩耗や劣化の恐れがある
- 事故車や水没車が混ざっている可能性がある
- ポルシェの中古車は堅牢で故障が少ないと評価されている
- ポルシェの中古車は純正パーツの供給が充実している
- ポルシェの中古車は一生モノのパートナーになれる可能性がある
- ポルシェの中古車は耐久性が高く、長く乗ることができる
- ポルシェの認定中古車はメーカーやディーラーがその品質を保証している
- ポルシェの認定中古車は新車に近い品質と安心感を提供する
- ポルシェの中古車を選ぶ際は、外観の確認とエンジンの状態を確認することが重要である