本記事では、アウディの中古車購入はやめたほうがいいと言われる理由について、絶対に理解しておくべき10のデメリットを詳細に解説します。
アウディの中古車は魅力的な選択肢となり得ますが、価格設定、価格の下落率、信頼性、維持費など、購入前に知っておくべき重要なポイントが存在します。
これらの情報を理解することで、アウディの中古車購入に関するリスクを最小限に抑え、あなた自身のライフスタイルや予算に最適な選択をすることが可能となります。
- アウディの中古車がやめたほうがいいと言われる理由
- アウディの中古車の10のデメリット
- アウディの中古車で特に故障しやすい部位
- 中古車選びでどうすれば失敗しないのか
- 故障した時の適切な対処法
目次
アウディの中古車はやめたほうがいい理由とは?10のデメリット
- 燃料代が高い
- 故障が多い
- 修復歴車の可能性がある
- 保証が薄い
- こだわりの一台が見つかるとは限らない
- 値引きが難しい
- 価格の下落率が大きい
- 国産車に比べて信頼性が低い
- 維持費が高い
- メンテナンスのパーツ代が高い
1.燃料代が高い
また、ドイツ仕様なので、オクタン価95以上のガソリン使用が推奨されています。
もしレギュラーガソリンを入れるとエンジン故障の恐れがあるので絶対に使用しないでください。
オクタン価とは、ガソリンで異常燃焼(ノッキング)を起こす数値で、数値が高いほど異常燃焼が起こりにくい=品質が高い=ガソリンの価格が高いということです。
2.故障が多い
不適切なメンテナンスは故障の大きな原因となります。
定期的なメンテナンスを怠ると、消耗品パーツが経年劣化し、オイルが詰まり、車が動かなくなる可能性があります。
これを防ぐためには、定期的な点検と消耗品パーツの交換が重要な対策となります。
また、アウディはドイツ製の車であり、日本の環境に完全に適応していない可能性があります。
ドイツと日本では気温や湿度が大きく異なり、特に日本の湿度の高さは電気系統に不具合を引き起こす可能性があります。
さらに、最新のAI技術や自動運転システムなどの導入は、故障に繋がりやすく、修理も困難になる可能性があります。
日本の道路環境や交通事情も、外車の消耗品の交換頻度を高め、故障しやすいという印象を持たせる一因となります。
具体的には、日本の道路は狭く、カーブが多いため、アウディのサスペンションやブレーキなどの消耗品が早く劣化する可能性があるので注意が必要です。
3.修復歴車の可能性がある
車の骨格部分を損傷していた場合、安全性が落ちて事故リスクが高まると指摘されており、部品交換や修理済みで問題のないケースもありますが、慎重に見極める必要があります。
4.保証が薄い
購入後の出費が気になる方は認定中古車を選ぶと良いでしょう、なぜなら認定中古車には5年無償保証があるからです。
また、中古車には保証が付いていないことがあり、故障やトラブルがあった時に保証が付いていないと、輸入車では部品の取り寄せや整備料金などで修理代が桁違いに高くなってしまう可能性があります。
5.拘りの一台が見つかるとは限らない
アウディの中古車を選ぶ際には、自分のこだわりを満たす車を見つけることが難しいかもしれないという点を理解しておきましょう。
6.値引きは難しい
これはアウディの中古車も例外ではありません。
つまり、商談を通じて大幅な値引きを期待することは難しく、値引きがほとんどないと考えておいた方が良いでしょう。
7.価格の下落率が大きい
これは、アウディが年式が古くなるほど下落率が高まる傾向にあり、リーズナブルにアウディに乗りたいというユーザーは、年式が古めのものを探すのがおすすめとされています。
8.国産車に比べて信頼性が低い
そして中古車になると、メーカーへの信頼性が値崩れという形で顕著になり始めます。
国産車は、世界的にも信頼性が高い日本のメーカーが製造しています。
国産車が値崩れしにくいのは、メーカーに対する信頼性が高い証といえるでしょう。
しかし、アウディはドイツ車です。ブランド力はあっても信頼性は国産車ほど高くはありません。
不具合や故障が起こる頻度を踏まえると、年式が古いアウディの評価は下がりやすくなってしまいます。
9.維持費が高い
不具合や故障の頻度が大きければ、それは修理費やメンテナンス費が多くなるということです。
国産車と比べると、アウディは故障や不具合が起こるリスクは若干高いことで買い手がつきにくいと言えます。
10.メンテナンスのパーツ代が高い
また、アウディは技術の進化が早く新しいモデルが出るため、オーナーが買い替えにより手放すこともあります。
これらの要素が組み合わさることで、アウディの中古車は国産車より品質が劣るという認識が生まれています。
しかし、これらはあくまで一般的な傾向であり、個々の車両の状態やメンテナンスの状況によります。
アウディの中古車を購入する際は、これらの要素を考慮に入れつつ、車両の状態やメンテナンスの状況をしっかりと確認することが重要です。
アウディの中古車で故障しやすい部位を知っておこう
出典:アウディ
アウディの車両では一部の部位で故障が頻発していることが知られています。
それらの部位と原因について、コピーにならないよう独自の表現で説明いたします。
- トランスミッション
- パワーウィンドウ
- エアコン
- デファレンシャルギアのオイル
- エアバック
- パワーステアリングコントロールユニット
トランスミッション
アウディの一部モデル、特にA3では、トランスミッションの問題がよく見受けられます。
バルブボディという重要なコンポーネントに不具合が出ることが多いです。
燃費の劣化やギア変更時の突然の振動などが、この故障の前触れとなります。
パワーウィンドウ
A5やS3などのアウディの車種では、パワーウィンドウの操作がうまくいかないという問題が報告されています。
その根本的な原因は、ウィンドウのモーターにあります。
窓が正常に開閉しない場合は、専門業者に相談しましょう。
エアコン
アウディの車種では、エアコンに問題が生じることが一定の頻度で報告されています。
特に高速走行が多いスポーツカーのモデルでは、エアコンのガスが減ってしまったり、コンプレッサーが故障することがあります。
デファレンシャルギアのオイル
アウディのA4などのモデルでは、デファレンシャルギア(デフ)のオイルに問題が起きやすいです。
デフは左右のタイヤの回転を制御する重要なパーツで、そのオイルが切れたり漏れたりすると、カーブ時の操作性が低下します。
エアバッグ
アウディの一部の車種でエアバッグの問題が報告されています。
エアバッグは事故時の乗員の安全を確保するための重要な装置で、その不具合は生命に直結する問題です。
パワーステアリングコントロールユニット
アウディの複数の車種では、パワーステアリングコントロールユニットの故障が報告されています。
このユニットの問題は、ハンドル操作の重さに直結し、運転に大きな影響を及ぼします。
アウディの中古車選びで失敗しないために
出典:アウディ
- 故障歴の確認
- 古すぎない年式の選択
- 認定中古車の選択
- 定期的なメンテナンス
- 自分のライフスタイルや予算に合った車を選ぶ
故障歴の確認を必ずする
前述で詳しくお伝えしたように、故障歴がある車は一度修理されているため、ボディに何らかの負担がかかっています。
その負担が将来的に故障へとつながる可能性があるため、故障歴がない車種を選ぶことが推奨されます。
古すぎない年式の選択
また、アウディは年式が古くなるほど故障しやすくなる傾向があり、10年に満たないところで故障してしまう可能性が十分に高いため、その分価格が安くなっているわけです。
価格が安いからと言って安易に手を出さない方が良いと考えられます。
さらに、アウディの中古車は維持費が高くなる傾向にあり、部品の交換頻度が短くなっています。
これらの要素を考慮に入れて、アウディの中古車を選ぶ際には、年式が新しく、故障歴がなく、維持費を考慮した適切な価格のものを選ぶことが重要です。
認定中古車の選択
出典:アウディ認定中古車
アウディの認定中古車は、アウディ専門の整備士によってメンテナンスされており、一般的な中古車よりも品質が保たれています。
ただし、価格は一般的な中古車よりも高く設定されているため、自身の予算に合わせて購入を考えることが重要です。
アウディの認定中古車は、以下の条件をクリアした車両です。
それは、Audiの正規輸入車であり、新車登録時からの正規メンテナンスノート(整備記録簿)があり、初年度登録日から12年以内であり、走行距離が10万km以下であり、修復歴車や改造車でないことです。
また、認定資格を持つAudi専門のテクニシャンが納車前の点検を実施し、48時間をかけて100項目の厳しく精密な整備・点検項目を全てクリアしていることが求められます。
定期的なメンテナンス
さらに、電子制御部品のチェックも忘れずに行うべきです。
また、アウディの中古車を長く乗るためには、適切な使用状況を続けることも大切です。
例えば、短距離走行ばかりではなく、定期的に長距離走行を行うことで、エンジンを適切に働かせ、長寿命化につなげることができます。
自分のライフスタイルや予算に合った車を選ぶ
モデル | 燃費 | 特徴 |
---|---|---|
アウディ Q5 | 約11.6km/L | 人気のSUVで、リセールバリューも期待でき、故障も少ない。 |
アウディ A4 | 約10.47km/L | アウディの中で最も故障しにくいと言われている。多数のモデルが展開されている。 |
アウディ TT | 約10.80km/L | クーペタイプの車種で、走行性が価格以上に満足できる。自分好みにカスタム可能。 |
これらのモデルは、燃費が良いだけでなく、その他の特性も考慮に入れたときに、アウディの中古車選びにおいて魅力的な選択肢となります。
また、街乗りが主なら、小回りの利くコンパクトなモデルが便利です。
アウディのコンパクトなモデルについてはこちらを参考にしてください。
モデル名 | 全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | 特徴 |
---|---|---|---|---|
A4 | 4760-4770 | 1845 | 1410 | 故障が少なく、維持費があまりかからない。多数のモデルが展開されている。 |
Q5 | 4680 | 1900 | 1665 | SUVタイプで、リセールバリューが期待できる。 |
購入後のサポート体制の確認
アウディの認定ディーラーや認定整備工場が近くにあると、メンテナンスや修理がスムーズに行え、安心して車を使用することができます。
認定中古車を選んでおけばひとまず安心ですよ。
アウディの中古車が安くなる時期とは?
出典:アウディ
この時期は決算時期とも言われ、ディーラーの営業マンが1年間の中で最も気合を入れる時期となります。
決算時期になると、中古車が多数ラインナップされ、ディーラーは販売台数を増やそうとするため、取り扱う車種も多くなります。
その結果、幅広い中古車が取り扱われ、自分に合った車種を選ぶことができます。
また、営業マンは自分の実績を伸ばそうと必死になるため、できるだけ購入してもらおうと、値引き幅も多くなります。
これらの要素が組み合わさることで、2月と3月はアウディの中古車を特にお得に購入できる時期となります。
最後に:アウディー車が故障した時の対処法を知っておこう
出典:アウディ
- 故障の詳細情報
- 故障部位の認識
- 保証内容の理解
- 修理費用の見積もり
- 信頼できる修理業者の選定
①故障の詳細情報
アウディー車が故障した際には、その故障が生じた状況を詳細に記録しておくことが肝要です。
故障した部品や日時、発生状況などをメモしておけば、修理専門家に対して詳細かつ正確な情報を提供することができます。
②故障部位の認識
車の故障は予期せぬトラブルですが、その部位を自身で特定することがトラブルシューティングに有効です。異常音や挙動不審など、異なる部位の故障は異なる症状を引き起こすため、それらを注意深く観察することで故障原因の特定に役立ちます。
③保証内容の理解
アウディーは新車あるいは認定中古車として購入していれば、メーカー保証が適用されます。
保証内容を理解し、その範囲内であれば無償での修理を受けられることを知っておくことが重要です。
④修理費用の見積もり
保証期間を超えてしまったり、交換が必要な消耗品に問題が出た場合、修理費用は自己負担となります。
その際、車のモデルや故障部位によって修理費用は異なりますので、修理の前に適切な費用見積もりを求めることが大切です。
⑤信頼できる修理業者の選定
アウディー車の保守やメンテナンスには、信頼できる修理業者を選ぶことが不可欠です。
具体的な修理経歴が豊富で見積もりが明確な業者を選ぶことで、満足いく修理結果を得ることが可能となります。
これらのポイントを押さえておけば、アウディー車の故障にも自信を持って対応できるでしょう。
【まとめ】アウディの中古車はやめたほうがいい理由
出典:アウディ
- 燃料代が高い:アウディの車は全てハイオク仕様で、エンジンは日本車と比べて高圧縮比を持っている
- 故障が多い:アウディの車は、先進的な電子制御技術の多用により故障しやすいと言われることがある
- 修復歴車の可能性がある:修復歴がある車は一度手が加えられているため、ボディに何らかの負担がかかっている
- 保証が薄い:アウディの中古車を購入する際のデメリットの一つとして、保証が少ないことが挙げられている
- 拘りの一台が見つかるとは限らない:新車とは異なり、色やグレード、オプションなどを自由に選ぶことができない
- 値引きは難しい:中古車の価格は、各車両の状態により異なり、その価格は市場の最低価格ギリギリに設定されていることが多い
- 価格の下落率が大きい:アウディの中古車は、年式が古くなるほど価格の下落率が大きい傾向がある
- 国産車に比べて信頼性が低い:車の信頼性は、不具合や故障などがどれだけ起こりやすいかという点でユーザーは判断している
- 維持費が高い:アウディの中古車は維持費が高くつくというデメリットもある
- メンテナンスのパーツ代が高い:アウディはドイツメーカーのため、故障や不具合が起こった場合に必要となるパーツは、国産車よりも3割から5割程度割高である
- 日本の環境に適応していない可能性:アウディはドイツ製の車であり、日本の環境に完全に適応していない可能性がある
- トランスミッション、パワーウィンドウ、エアコン、デファレンシャルギアのオイル、エアバッグ、パワーステアリングコントロールユニットなど、特定の部位で故障が頻発していることが知られている
- アウディの中古車を選ぶなら、認定中古車がおすすめ!